いつもギターのFを鳴らすときの癖でネックを前に押してしまう。ギターヘッドが目の前の暗めな女の子のみぞおちに刺さり、うずくまり、機材のケーブルを踏んづけそのままテーブルの上に置いていた重たいTAMA製のトリガーマシーンやサンプラーがフロアーにまき散らされる、女の子の頭にも落ちる、彼氏キレてハイネケンで殴られる。メンバーの１人はそんな状況にも気付かず虫が踊るような電子音をノリノリで爆音で演奏中。意外にも腕を組んで傍観していたやたら長髪の男性の客が盛り上がり『いぇーーー！！』と発狂。女子たちの悲鳴と電子音と発狂でカールハインツ シュトックハウゼンみたいだったと、後で楽屋で効いていた方々に褒められてしまう。シュトックハウゼンだよ、わかる！？と凄まれあいまいに首を縦横振っていたら、荒俣さんと水木さんが音響詩みたいな紙芝居ユニットでツアーするからと前座をほのめかされるもライブハウス側の僕らの受けが相当悪いとの事で無いものとなりました。フロアライブ恐るべしだな。
info:KYOTO METRO
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